【批評】惹句より、被写体を見よ ― 倉本すみれ「カフェ店員のデビュー」

新人20歳 女子アナにいそうなほど可愛い! 渋谷区にあるお洒落なカフェで働く敏感スレンダー美少女 エッチが好きすぎてAVデビュー!! 倉本すみれ mifd00183

「女子アナにいそう」という惹句は、本当に必要だったのか。正統派美少女のデビュー作が抱える、キャッチコピーと実像のズレを読む。

透明感という、確かな素材

渋谷のカフェ店員、エッチが好きすぎてデビュー——という素人リアル路線の体裁をとる本作だが、画面の倉本すみれは、そんな脚色を必要としない正統派の美少女だ。透き通る透明感、爽やかな笑顔、力のある大きな瞳。スレンダーな体躯と、積極的なキス。新人としてぶっちぎりの可愛さ、と評する声が並ぶのも頷ける。被写体の魅力は、惹句に頼らずとも十分に立っている。

明るさが、いやらしさに変わる瞬間

本作の美点は、彼女の「明るさ」がそのまま性的な魅力に転化していく点にある。元気で爽やかな表情が、行為のなかで少しずつ崩れ、いやらしさへと溶けていく。その落差が、デビュー作ならではの初々しい興奮を生む。

惜しい点 ― 「女子アナ」という空回りの惹句

批評として一点。タイトルが掲げる「女子アナにいそう」という売り文句が、内容とほとんど結びついていない。実際の彼女は読者モデル風の童顔で、女子アナ設定の作品でもない。観客から「タイトル詐欺っぽい」という声が出るのは当然で、せっかくの正統派美少女に、ちぐはぐな惹句を被せてしまった。被写体の魅力で勝負できる新人ほど、安易なコピーは要らない。

総評

惹句のちぐはぐさを差し引いても、被写体の完成度が光るデビュー作。透明感と明るさ、そしてそれが崩れる瞬間の色気。正統派の美少女を探している観客には、出発点として迷わず薦められる一本だ。

女優
倉本すみれ
メーカー
ムーディーズ
レーベル
MOODYZ Fresh
監督
うさぴょん。
品番
MIFD-183
発売日
2021-10-15
収録
163分
評価
★★★★☆ (平均4.27 / レビュー387件)
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