【批評】”可愛い”だけで成立するか ― 小野六花18歳デビュー

18歳 小野六花 新人デビュー

「ありえん可愛い」――本作に寄せられる言葉は、ほとんどがこの一語に収れんする。だが批評の問いはその先にある。可愛さだけで、一本の作品は成立するのか。小野六花のデビューは、その問いを最も純粋なかたちで突きつける。

“国民的アイドル級”という売り

MOODYZ DIVAの本作は、彼女のルックスを全面に押し出す。制服・美少女という王道の記号を重ね、18歳の初々しさを商品の中心に置く。カメラは終始その顔を主役として扱い、見せ場のたびに表情へ寄っていく。

可愛さの経済

ルックスが強い作品ほど、構成はそれに寄りかかる誘惑にさらされる。本作も例外ではなく、見せ場の多くが”顔”に集約される。それで成立してしまうのが彼女の強さであり、同時に本作の限界でもある。

惜しまれる一点

評価が☆5に振り切れない一因はここにある。可愛さは満点でも、その先の内容――反応や絡みの設計――に物足りなさを覚える声が一定数ある。顔の強さに見合う中身が伴えば、評価はさらに上を狙えた。

総評

純度の高い”可愛い”の記録として、デビュー作の役割は十分に果たしている。まずは顔を見て、それから先を語ればいい一本だ。

女優
小野六花
メーカー
ムーディーズ
レーベル
MOODYZ DIVA
監督
うさぴょん。
品番
MIDE-770
発売日
2020-05-09
収録
118分
評価
★★★★★ (平均4.21 / レビュー702件)
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