【批評】清純の仮面を、自ら脱ぐ ― 三上悠亜「汁汗だくだく」

汁汗だくだく唾液涎ダラダラ国民的アイドルの本気汁全漏らし性交 三上悠亜 snis00964

清純の仮面を、自ら脱ぐ。三上悠亜が「濡れ」と「汗」に振り切った、変貌の記録。湿度で語る、アイドルから女優への移行。

アイドルが、女優になる瞬間

元国民的アイドルという肩書きは、三上悠亜にとって長く「ぬるさ」の言い訳でもあった。本作はその看板を、自ら唾液と汗で塗り替えにいく。汁・汗・涎——タイトルが宣言する通り、画面は終始しっとりと湿り、被写体の体温が伝わってくる。S1の白く明るいトーンの中で、滴る液体がハイライトとして光る。撮影は、その濡れを清潔感を保ったまま映しきっている。

振り切ることの代償と効能

全力の喘ぎ、大きく作り込まれた表情。ここには賛否がある。素材の良さを思えば、もっとしっとり魅せてもいいという声も理解できる。だが本作の狙いは明確で、「アイドルのまま乱れる」のではなく、「女優として完成する」ことにある。その意味で、過剰さは計算されたものだ。

惜しい点 ― 演技が「演技」に見える瞬間

批評として一点。表情と声の作り込みが、ときに「演技をしている」ことを観客に意識させてしまう瞬間がある。本気の発露と、見せるための演技の境目——そこが滲んで見えると、せっかくの濡れも一歩引いて見えてしまう。素材の説得力が高いだけに、引き算の演出が効く場面もあったはずだ。

総評

清純路線からの脱皮を、映像の湿度で語った一本。賛否が割れること自体が、この作品が攻めた証拠でもある。三上悠亜というキャリアの転換点として観ると、味わいが増す。汗と濡れの演出に惹かれるなら、見応えは十分だ。

女優
三上悠亜
メーカー
エスワン ナンバーワンスタイル
レーベル
S1 NO.1 STYLE
シリーズ
汁汗だくだく唾液涎ダラダラ
監督
宇佐美忠則
品番
SNIS-964
発売日
2017-07-15
収録
154分
評価
★★★★☆ (平均4.15 / レビュー507件)
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