【批評】「抜く」より「好きになる」 ― 山岸あや花「新婚同棲生活」

4周年記念 逢花が好きだ 山岸逢花と新婚同棲生活 朝起きたら隣に逢花がいて一緒に散歩して笑い合ってお風呂入ってセックスしまくる何気ない日常とピュアで淫らな記録 pred00314

4周年記念作が狙うのは、射精ではなく「恋」だ。新婚同棲を疑似体験させるGFE作品が、視聴者にどう寄り添うかを読む。

恋愛を疑似体験させる二段構成

プロポーズから新婚生活へ——本作は、恋愛ドラマのパートとAVのパートを二段に組み、観客に「山岸あや花との同棲」を疑似体験させる。朝起きたら隣に彼女がいて、散歩して、笑い合って、風呂に入る。その何気ない日常の積み重ねが、行為に至る感情の土台を作る。盗撮風の画面から始まり、撮影がバレての恥じらい、そして徐々に積極的になっていく——感情の曲線が丁寧に描かれる、いわゆるGFE(ガールフレンド体験)の王道だ。

照れ顔という最大の武器

観客が口を揃えて挙げるのが、序盤の照れ顔だ。照れながらのフェラ、服を脱ぐときの表情。これが演技だとすれば名女優、と言わしめる愛嬌が、本作の魅力の中心にある。視聴者に寄り添うサービス精神が、画面の端々から伝わってくる。

惜しい点 ― シチュの作り込みと、長尺

批評として一点。「彼女シチュ」を掲げる割に、「普通に室内でやっているだけ」とシチュエーションの作り込み不足を指摘する声がある。記念作ゆえに企画の華やかさが先行し、日常描写が平板になる場面もある。221分という長尺も、人によっては冗長に感じられるだろう。疑似恋愛の没入は、細部のリアリティで決まる。そこにもう一段の工夫がほしかった。

総評

「抜く」より「好きになる」を狙った、GFEの好例。山岸あや花の照れ顔と愛嬌、視聴者へ寄り添う姿勢が、疑似恋愛の幸福感を確かに届ける。射精のためではなく、彼女と過ごすために観る——そんな作品を求めるなら、満足度は高い。

女優
山岸あや花(山岸逢花)
メーカー
プレミアム
レーベル
エレガンス
監督
宝瀬博教
品番
PRED-314
発売日
2021-06-04
収録
221分
評価
★★★★☆ (平均4.14 / レビュー353件)
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